2013年7月23日火曜日

いつか私たちも……


ありがたいことに
『ペンギン企画室』さんと始めた 
“ペンギンのお茶会”
13回目を迎えました

第13回ペンギンのお茶会レポート

今月末には  
お茶会に集まっていただいた方
限定で募集をさせていただき
ランチ会を開催します
( 会費はランチ代のみ
 ……ただ ただ
 ランチとおしゃべりを
 楽しむ会です)

これからも ランチ会や
夜には 飲み会なども
できればいいな~(私の願望)

皆さんと ざっくばらんに
色々なお話を 
楽しみたいなと思っています


    *


 
14回目は 高知以降
久々の遠征で
9月の上旬に
長崎で開催する予定です
興味のある方はこちら↑をクリック

来年 再来年と
あちこち 足をのばすことが
今の私の目標なんです


    *


ペンギンのお茶会は
皆さんのお悩みや
経験を伺う場でもあり
私や参加者の皆さんが
学ばせて頂く場でもあります

前回のお茶会には
家族の中に
障がいのある方が
数名いらっしゃいました

家族でしかわからないこと
不安など 色々ある中
「兄弟に障がいがある場合  
 他の兄弟への影響は?
 いじめられたりしない?」と
質問があがりました

それに対しての
ある女性の答えに
私は「本当にそうだな」と共感し
このブログを読んでくださる皆様に
お伝えしたいと思いました


彼女はお子さんに
こう伝えているのだそうです

「歳を重ねれば
 人はいつか
 障がいを持つようになる

 兄弟は たまたま
 それが早かっただけよ」と


私の祖母も 晩年は
車イス生活になり
あらゆることで
人の手を借りました

祖父は脳梗塞で
半身不随になりました

そして 私たちもまた
それが いつ来るかなんて
わからない

明日 交通事故にあって
体が動かなくなることだって
あるのです


こうして 自分にとっての
新しい考え方に
出会えるのも 

初めて出会う方がいる場所の
良いところなのかもしれません








井出綾さんの
「紫陽花を使った花のワークショップ」
に 参加しました




2013年7月16日火曜日

何をしてあげたら良いの?


私が何度も繰り返し読んでいる
「逆効果の心理」という
子育て本があります

かなり前に出された本なのですが
現代の子育てにも
しっくりくる
母親がおかしやすいミスが
たっぷりと載っている本なのです

その中に ハッとする
文章があります

『母親が
「物理現象と心理現象とを
 混同している」

今 机の上に載っている灰皿に対して
右から左への力を加えれば
ほとんど例外なく
その灰皿は左へ動いてゆく
これが物理現象

しかし心理現象は必ずしも
そうはいかないのです』


子育てほど
自分が思ったように
行かないものはないですよね


その理由が上に書いてあること
なんだと思うのです

口うるさく言ったから
子どもに手をかけたからといって
ダメなところが直るとも
勉強するとも限らない

うるさがられるだけ
……なんてことも


かえって何も言わない方が
自分で経験して
自分でまずいと気がついて
自分で何とかする

これ 私も経験ずみです

結果 たとえ
親が望んだレベルに達しないとしても
その“レベル”とやらは
親が勝手に望んだものであって
彼女たちが望んだものではないのです

運動や勉強・生活態度の
レベルがどうこうではなく
「自分で何かをする
「自分で気がつく」
価値があると気がついたのは
親になって ずいぶん経ってからです

子どものためと疑わず
習い事をさせたのに
そのおかげで 
英語や音楽・スポーツ嫌いに
なってしまった話もよく聞きます

「じゃあ どうすればいいのよ」
という声が聞こえてきそうです

本を書いた
昌子 武司さんは 言います

師弟関係と親子関係は
違うということを
肝に銘じてください


師弟というのは
冷静で客観的な関係です

知的なものをなかだちとした
関係とも言えます
だから「知識や技術を
“教える”ことが可能」なのです

ところが親子というのは
“情”をなかだちとしています
親子というのは
「教えたり」「教えられたり」
するような関係ではなく

「情」で「包みこんだり」
「包み込まれたりする」関係
「情」をなかだちとして
「育てたり」「育てられたり」
する関係といえます







先日 まだ小さい子どもに
「何をしてあげたらいいのか」と
悩んでいるお母さんに出会いました

こうしたら こう育つ という
単純なものではないから

愛情を持って「包み込み」
生まれてきてくれてありがとうね
君がいてくれて嬉しいよ
あなたがいるから
私たちは幸せ

そういう気持ちを忘れずに
「育てる」ことができれば
それで充分なのかもしれません




井出綾さんとの
グリーンカレッジで
撮った一枚

よーく見ると
一つ一つの花が
かわいいです




第13回ペンギンのお茶会レポートアップしました

第1回ペンギングリーンカレッジに参加しました

井出綾さんの
「紫陽花を使った花のワークショップ」が開催されます

2013年7月10日水曜日

いいたいことが言えない

数日前 ある方に
「これまでの  自分の子育てを
 点数にしたら何点くらい?」
と聞かれました

今でこそ 多少
(それでも多少です)

冷静に判断するとか
子どもを信じる 
子どもの意見を尊重する
距離を取るが
できるようになってきましたが

長女が中1くらいまでは
私 ダメダメな親だったな~と
思うんです

点数でいえば30点くらい(汗)

それに気がついて  
心の勉強をしたわけです


特に 私が
まずかったなと思っていることは
“自分の思いや考えを  
 子どもに押しつけてきたこと”

もっと簡単に言ったら
長女に  自由に
発言をさせてこなかったこと



そうして過ごすことが続くと
言いたいことが言えなくなる

……というより 言わなくなる
「どうせママに言ったって
 わかってもらえない」

他の場所でも
「私の意見が  尊重されるわけじゃない」
という気持ちになってしまう

成長したとたん 急に
「ほら 言いたいことを  
 言いなさい」
「きちんと自己主張しなさい!」 なんて
 都合が良すぎるってもの

言える状況を
私が作ってこなかったのだから
子どもは戸惑ってしまうのです


あれから4年
私が聞く耳を持つ
彼女の主張を受け入れる
彼女自身を肯定するという
姿勢になってから
長女に 少しずつ変化が表れました

親が変われば子が変わる
実体験したわけです

「私はこうしたい」
「こう思う」 という
長女の思いを聞くたび
言わせてあげなくて
ごめんねという思いと

ホッとした気持ちになる
私がいるのです

ミスドで新しい味のドーナツが
出たから買いに行こう~と
誘われ 一緒に出かけました

一緒に出かけることも
少なくなったから
ウキウキと出かける私です

2013年7月3日水曜日

どんな家庭で育ってきたの?


「あなたは どんな家庭で
 育ちましたか?」
と 聞かれたら

どんな場面が
思い浮かぶでしょうか?


その思い出す場面から
自分の成り立ちの理由を 
見つけることが
できることもある……と 
私は思います

 
      
             *


例えば私の場合

実家は美容院 
従業員さんが約10人
家族6人が 寝床は違えど
食事もお風呂も一緒という
大所帯で育ちました


思い浮かべるのは
皆が 忙しく
働いている様子です

食事の途中でも
タオルを洗濯機に入れる人

「○○さんの仕上げを
 お願いします」と
先輩を呼びに来る人

ご飯を食べている人の横で
掃除機をかける人

みんなが 
せわしなく動いている様子が
パっと浮かぶのです

ただ 忙しくても
暗い雰囲気ではありません

笑顔もあるし 賑やか
皆 他の人のことを気にかけつつ 
テキパキと動いています

この場面から
その後の自分に繋がるものが
感じ取れるのです


   *


私は 数年前まで
気持ちが急いている人でした

 
いつも 時間に
追い立てられているような気がして
気がつくと 気持ちの中で
「早く」 「早く」と
唱えているのです

なぜなら 「急ぐ」とか 
「早く何かをする」ことが
美徳の家庭で育ったからです


多人数での暮らし
    +
  客商売ゆえ

子どもであっても
周囲を気にし
「気がきく」ことを 求められました

気がきく = 絶対良いこと
と 思ってきましたから

それが
違う価値観の人には
ありがた迷惑になることもあるとか

自分がしてしまえば
人が 何かをするチャンスを
奪うことになるということも知らず

『余計なお世話』という名の
失敗も ずいぶんしました

時には 迷惑がられることも^^;


女性ばかり
笑顔いっぱの賑やかな中で
育ちましたから

しっとりした雰囲気よりは
笑顔のある
賑やかな環境が大好きですし
ホッと 落ち着きます



どの人も それぞれ違った環境で
その人なりに 良い悪い
両方がある中で
育ってきたと思います

育った家庭の影響を
大きく受けて 今に至るのです



ただ 「だから自分はこうなんだ」
と 終わらせるのではなく
あきらめるのではなく

 
今の自分に
必要のなことと
必要ではないことに振り分け

 
必要なことだけを
自分の中に 残して行くことは
できると思います


私の場合 テキパキは
まあ良いとして 
意味もなく 急いている自分は
やめにしました

「慌てない」「ゆっくりでもいい」
と 急いてる自分に
言い聞かせるようにしたのです


「気がきく」ことは
悪いことではないけれど
”適度に……が必要”
“人や場面をよくみて”
を 心がけています


たとえ
育った環境から
多くの影響を受けてきたとしても

私たちは 自分で 
新たな自分を作ることもできますし

自分に必要なデータを
その時 その時
書きかえることも
入れ替えることもできるのです


花を大事に育てる環境で
育ったことは
今になってみれば 感謝かな


 
7月8日(月) 松戸にて
「生活美人のつくり方」という講座を開きます。
詳しくはこちらをご覧ください!
http://www.kireinotane.jp/event/wakamatsu_miho.html